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やって参りました2001年鮎友釣りシーズン。今年は5種類の鮎掛け鈎をリリースしました。
フィシングショー等で展示するなかで、「鈎選びが解らない」などのご質問を消費者の皆様方から頂きました。毎年約50種類のプロトサンプルから来年の鈎を選び出すわけですから、どうしも釣り方や、状況で何種類かの鈎をリリースせざるえないのが現状です。
2000年 一年間の村田満名人のレポートを振り返りながら、鈎の特性を説明していただくことにしましょう。
これらの実戦で勝ち残ったエリート掛け鈎の達のヒストリーをご覧下さい。
V10 Fox (試作 38) V10Wolf(試作39)
鈎に万能はありません。それで毎年改良です。
V1がV2になり、V5の正規狐型になり、V8の短軸化と改良されてきました。鈎先はより鋭く、軸はより強く、フトコロの鮎を抱きこむ部分は、より平たく、これがV8狐型の決定版となりました。
このV8をさらに改良したのがV10です。より鋭く、強く、平たく、これがこの鈎の特徴になりますが鈎先がほんの少し短くなっています。
そこまですればV3の早がけ型、V6タヌキ型と変わらなくならないか?
そうです野アユをとらえる能力は早がけでありタヌキです。V8以上に掛かりは早いのです。
三本イカリにしても、四本イカリ並の早さが期待できます。もちろんオトリ操作に自信のある方は四本イカリで使って下さい。アユの皮が硬くなる盛夏高水温の時でも、解禁当初の若鮎のやわらかい皮のときでもこの鈎は安心して使えます。万能はないといいましたが、万能といえる鈎です。
V10 Wolf
一般的な友釣りは、鈎の号数をより小さく、糸の号数をより細く、竿の調子をより柔らかくしますと、釣果はあがります。6号のハリ、0.08号のナイロン水中糸、中硬の9.5竿、これで18cm,60gの鮎が入門1ヶ月の超初心者でも入れ掛かりです。
新潟の三面川で、高知の安田川で、下手な竿さばきの人が70匹もアユを釣っているのです。
より小型化、軽量化の用品にする。ベテランはともかく、過去の体験に頭に中がよごされていない超初心者、
若い20歳代の人は平気でV1, V2スリム 6号の4本イカリが使えます。
僕のの場合、7号以下のハリはこだわりがあって使いません。掛かりは遅いし、くくりにくいし、オトリの動きは腕でカバーできる自信があります。小針の良さは十分解っているのですがほとんど無視しています。
だから、9月9日に軍団杯の大会で7位なんて不様な成績に終わったのです。安田川で行われたこの大会、
優勝者はV2スリムを使用していました。小アユには小針が有利。
それでは小アユでない巨アユの友釣りはどうかです。
24センチ以上のアユに対して、糸や竿をより細く、軽量化しても無意味です。揖保川なんて、僕の天井糸0.6号をそのまま水中糸にして使われています。竿も中硬はアユに引き回されて竿の役目を果たしません。すべてを変えなければこのアユは釣れません。ハリを9号などに大きくするとアユの追いアタリが減少します。
そこでV10のパワータイプ。 V10Wolfです。軸太で、小針で巨アユが無事に取り込めます。基本的にはキツネ型ですから、瀬、トロ、チャラ、淵 あらゆる場所に適合できます。
軽いハリ(Foxタイプ)は川の水量が少ないところで使うと効果的です。逆に太い小針(Wolf,Clawタイプ)は大河川で水量の豊富な場所で使うと効果的です。これを反対にしますと同じ形状、小針でも効き目はありません。長良川で抜群の釣果がでたV10
Wolfも馬瀬川では活躍しません。こちらはV10 Foxです。
かれこれ5年以上前、テスト針の太軸7号で長良川のドウマンで入れ掛かりをさして、次の日、馬瀬川の黒石でさんざんでした。このV10の2種類のタイプを使い記憶がよみがえりました。

V11 (Claw) 試作51 V12(超早短軸) 試作53
個人的な事で申し訳ないのですが、試作51のV11最終形状と試作53のV12最終形状。テストの時どれだけアユをよく釣り上げられるか?これだけにこだわりました。これはカツイチの今後を占う意味で結論を出してみたいと思いました。とにかく他社に勝るハリを作り出したいのです。他社に勝るというより他社に出来ない物を作りたいのです。これはカツイチの技術者も同じ考えです。その代表作として最近流行のタヌキ型の変形型であるV11を完成させました。試作30とか試作55とかどこかのソックリさんも試作されましたが、針先を短くし絶妙のカーブを持たせた、新生タヌキ型、試作51が良かったのです。
20センチのアユにも25センチのアユにも、さらには15センチのあゆにも大中小あらゆるアユに試作51のV11でした。これはどんなアユにも対応できます。
それではこれに勝るハリはないのか?
出来ました
しかし私にとってもっといいハリが出来ただけなのです。11月5日、十津川で、4本イカリ、マジックハリス0.6号で32尾のアユを釣り上げました。
ケラレ一回、使用本数5組。もちろんそのときV8の試作ノーメイク(M.L.C処理)6号、市販のV8-6.5号、を4本でつかいましたが、このときはアユに相手されず。同行者は、十津川の敷屋で昼まで16匹釣ったものの次の北山川ではバラシ2回のみ。オトリ変わらず。僕は北山川でも18匹の釣果でした。試作41超早改良8号も試したが、ここでは問題外でした。
そうです。試作51 V12最終形状が優れていました。中小の数釣りバリとしては表面処理、バランスなど最高に仕上がっています。
朝の一尾目、オトリ交換は超早がけ7.5号の四本イカリというのが有田川や日高川では定番になっています。瀬肩のしぼり込み三角波にオトリを沈めて、養殖オトリを天然にしてから、自分の狙いとするトロ場なり早瀬なりへ移っていく。超早がけタイプは最速、最強です。V12の表面処理はメッキをしていません。まさに超最強です。待った無しです。
友釣りはいつも順調とは限りません。釣れない不調のコンデションの時はV12は向いていません。オトリの操作が早くなりますから待つという友釣りで大切なことをついつい忘れてしますのです。
試作53のV12(超早軸短)と 試作51のV11、この二つで新世紀の数釣りは完璧です。実際V12の方がアユはよく掛かります。でも早く掛かるから早くバレる。当然のことながら一般的には回避するべき事です。あと少しの余裕のためにもV11
が必要なのです。

V13 セナガケ 試作35
角型のハリは適合する場所ではよく掛かると評価が高いのですが、アカンところではミソカスに酷評されます。
本来は丸型のハリで掛からないアユをとらえる型として、世の中に存在したのですが、早がけ型の出現以来、影が薄くなりました。トンボより早く掛かる早がけというわけで、トンボの三本イカリより早がけの四本イカリの方が実際早く掛かったのです。ただ人工アユが放流されだして、ケラレが目立つようになりました。そこで再び、角型バリの登場です。
角型バリは三本、四本イカリにすると、丸型のハリより大きくかさばりオトリの動きそのものは悪くなります。
この泳ぎのスピードダウンを反対に利用して止めて待つ釣りをします。北陸や東北の川で最近人工アユが放流去れ出しました。なんとそこでの引き釣りや止め釣りに角型のハリが大活躍するのです。ケラレやバレには角型のハリです。
セナガケは18cm,60g以上のアユが掛かる場所に効果的です。フトコロに緩いカーブを残してあるのは、皮の硬い高水温の川でもよく刺さり込ませるようにしたからです。角型の針先が切れなくなりますとかき傷が大きくなります。このセナガケはその点を改良し、更に掛かりを早くさせるために短軸にしています。バレやケラレで悩むときにこのハリは使って下さい。 |