| 2000年 V7を始めとする新製品の開発目標はケラレ防止。 |
そもそもケラレとは野鮎がオトリを追った時針掛かりせず、逆バリが切れ鮎が掛からなくなる状態になることです。特に最近の鮎は人工鮎でなくとも、ウロコが荒く大きい場合が多く、ケラレが多発します。
今回はケラレが起こるメカニズムなどをふまえてを村田氏にご説明いただきましょう。
オトリが野鮎に追われる際に、追い鮎は水流の渦を作ります。肝はその水流の渦にあるのです。追い鮎が作る水流の渦にイカリが乗り切れずケラレが起こります。掛かる際には、水流の渦に鈎が乗り、追い鮎にからみつき魚体に対して直角ないしそれに近い角度で針先が突付き刺さり込みます。この時4本イカリであれば特に魚体への突付きがよく、4本のうちの1、2本が刺さり込もうとするのです。ところが今の鮎は人工鮎なのでウロコが荒く大きいのです。この荒い大きなウロコに対して針先の刺さる角度が悪いと針先が滑ってしまいます。滑る鈎にひっかかれて、追い鮎はびっくり、あわて逃げるのです。鈎が滑らず刺さり込んだ場合はあわてて逃げないのです。この逃げる逃げないがケラレの大当たり、掛かれば小アタリの違いになるのです。
ケラレを防止するには水流のウズにいかにイカリを巻き込ませるかになります。対策として、まず川の水況に目をやる必要があります。平水なのか、増水なのか、渇水なのかそれにより水温、水質も変わります。渇水なら当然、高水温になり、増水なら低水温になりますそれらによって鮎の状態も変わります。高水温なら身が締まり、皮が固くなります。
逆に低くなると水が多いということで、身がふやけ皮も柔らかくなるわけです。それらを念頭において、ケラレない鈎、掛かる鈎を合わせていくことが重要なのです。
方法として3つあげられます。
@4本イカリから鈎一本分軽くするために、三本イカリにする。
A小鈎を使用する。(V1 Slim, V2 Slim, V7, super V8, V5SP,Super V3など)
Bチラシにしてさらに分散、軽くする。
@、Aで駄目ならBです。

チラシ一番超早丸を1号ハリスに6回巻きの本結びでじか結びし、針3本とも下向きにそろえます。石裏など複雑な流れが渦巻くところでは長いチラシは駄目です。このような状況では0.6号などの極細ハリスを使用し、とにかく軽くさせ水流の渦に巻き込ませるのです。ですが、水流の強い河川になるとこの仕掛けでは逆効果で軽すぎて巻き込まれないため、V7,V8のような四本イカリに変えます。
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