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昨年、当社スタッフとアドバイザーが訪れたのは瀬戸内海にあるモンスターブリが住む魔の瀬だった。とにかく根が荒い。瀬戸内海特有の瀬だが、ケタが違う。根がかりの連発で用意していたプロトフックは針先が曲がりまったく歯が立たない。恐らく、日本各地にはこのような難攻不落のポイントがいくつも存在する。僅か50メートル前後の水深で使えるタックルはPE6号に300gのジグ。マグロを釣るタックルでようやくブリが釣れるポイントだった。実際、この凄まじい魔の瀬との出会いがOROCHI開発のきっかけとなる
●D.T.M(Double Tepered Method)を採用した理由
まずは現場での針先強度のテストから実釣で始める事にした。ロングテーパー加工の用意したフックはは数回の着底で針先が潰れる。次にショートテーパーさせたフックを試す。実際、長時間にわたり、針先の鋭度は維持されるが、フッキングの際にトラブルが予想された。そんなときアユ鈎のテーパーデザインを開発した時の事が頭をよぎる。岩に針先が当たり、根掛かりや、鈎先の損傷が多発するポイントで使うアユ鈎のダブルテーパーデザインである。次の釣行の際には4種類のテーパーデザインを用意し、着底の際に起こる針先のダメージを軽減させるダブルテーパーデザインを発見する事が出来た。
●CF加工(Cubical Forged)を採用した理由
次に、10キロオーバーの青物達とパワーファイト出来るフトコロ形状を考える必要があった。実際、石鯛針などがアシストフックとして使用されているのが現状だが、これほど太軸の鈎はフッキングの際はじかれたり、なにより、針先からのテーパーが短くフッキングさせるにはそれ相応のタックルでないと難しい。また鈎自体が重くなりアシストフックとして不必要な要素が多い。依然から製造課題としていた細軸でフトコロの断面を図のように平面にし保持力を上げる鈎を創るべきだと考えた。今までの鈎が点で捕らえていたのに対し、面で魚の口との接点を作ることでオーバータックルで素早く魚を捕ることが可能となる。特にヒラマサなどは強烈な引きの割に口はブリよりも弱い。今まで、口切れが多発していたのである。今までの鈎の断面が悪い訳ではない。ドラグを緩め、丁寧に時間を掛ければ間違いなく魚は捕れる。しかし、近年のジギングではライトタックル派だけではない。むしろ魚の活性が上がっているときはオーバータックルでファイトし手返しよくする方が魚が多く、確実に取れるのは紛れもない事実である。。このような発想から、実釣テストをし完成さえた。強度面も今までの平打ち加工より更にもう一次元のプレス加工を追加していることで、鈎自体が加工硬化を起こし細軸で、キープ力があり、なおかつ、石鯛針に負けない強度を実現させている。
メッキには18kの純金プレーティングされたS.R.Cを採用。
AS-1との使い分けであるがAS-1がライトタックルで、触れたら掛かる鈎に仕上げているのに対し、AS-2
OROCHIは60cmを越える魚をいかに確実に取るかを重点に考え、ジガーたちのアドバイスを取り入れ完成となった。ご存じの通り、大物は大抵、根近くに潜む。そんなモンスター達を確実に根から強引に引っ張り出すことができる鈎。それがOROCHIである。
各サイズの使用目安は下記の図のようになっています。ポイントや漁種、使用するジグ等により異なりますがご購入の際の参考にしてください。
| サイズ |
#3/0 |
#4/0 |
#5/0 |
| 対象魚 |
50〜70cm前後の青物 |
70〜90cm前後の青物 |
80〜100cm前後の青物 |
テストで使用した、フックのパターン例を紹介しましょう。恐らくその内の何点かは時期DJとして発表されると思います。
●ケプラー等でループを作りアシスト作成。ケプラーは30号程度のものを使用。(写真で使用している物は当社オリジナルのコンポジットブレイデットラインのプロトと保護チューブ。)やはり、赤色と金色の組み合わせが一番釣果が上がります。テスト段階では溶接リングでハードアイを作成したものと通常のソフトアイを使用。
●上記アシストのショートバージョンをリアフックとして。
●ナイロンラインをアシストラインとして使用。
これは根ガカリが多発するポイントでジグ回収を目的とする。使用するラインの号数等はターゲットが十分取れる物を使用する事。この際リーダーはアシストラインより太くすることが前提となる。例えばPE5号に22号のリーダー、アシストのナイロンラインは18号といった具合に仕上げる。根がかりしてもアシストフックが外れ、ジグが回収出来る。シングルアシスト2本使用すると、1本紛失しても十分釣りが出来る。リーダーから切れて、海中にゴミを放棄するより、やがては海水により錆びてなくなる鉄が主体の鈎のみを放棄するのである。このシステムを考案したアドバイザーは見事、魔の瀬でジグの紛失を最小限に押さえブリを釣り上げた。AS-2の釣りの幅を広げ、またアシストフックの考え方を変えた革命的発想であった。この場をおかりして感謝の意を送りたい。
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